マイホームの購入を検討する際に、必ず知っておきたいのが「住宅ローン控除(住宅借入金等特別控除)」です。年末の住宅ローン残高に応じて税金が戻ってくる大変お得な制度ですが、令和8年度(2026年度)の税制改正大綱において、制度の内容が大きく変わりました。
本記事では、2026年度の住宅ローン控除の変更点や、年収・借入額ごとの還付金シミュレーション、そして初年度・2年目以降に必要な手続きや書類について、全手順を分かりやすく解説します。
令和8年度(2026年度)の税制改正大綱により、住宅ローン控除は2030年末まで5年間延長されることが決定しました。今回の改正では、カーボンニュートラル対応や子育て支援を目的とした重要な変更が行われています。
年間控除額 = 年末の住宅ローン残高 × 0.7%
ただし、実際の還付額は以下のうち最も少ない金額が上限となります。
年収・借入額別のシミュレーション例
【条件】年収600万円 / ローン残高4,000万円(ZEH水準省エネ住宅の一般世帯を想定)
控除を受けるには、以下の条件をすべて満たす必要があります。
| 項目 | 内容 |
| 所得制限 | 合計所得金額が2,000万円以下であること |
| 床面積 | 40平米以上(所得1,000万円超の場合は50平米以上) |
| 借入期間 | 返済期間が10年以上であること |
| 入居時期 | 引き渡しから6ヶ月以内に入居し、引き続き居住すること |
| 中古の要件 | 1982年以降に建築、または現行の耐震基準に適合していること |
入居翌年の2月16日〜3月15日の間に、税務署へ申告します(e-Tax対応)。
2年目以降:年末調整で完結
会社員の方は、勤務先の「年末調整」で手続きが完了します。
2026年の住宅ローン控除は、中古住宅の優遇拡充や床面積要件の緩和など、より使いやすく進化しました。一方で、「省エネ性能」が控除額を左右するため、物件選びの段階での確認が不可欠です。